2015年8月9日日曜日

湖北観音巡りツアー① ~観音まつり~

湖北の二日目はツアーに参加してきました。後から考えればツアーでなくても良かったのかもしれませんが、ツアーの方が楽かなぁ、と思って申し込んだのでした。

高月駅の東側に点在するお堂巡りがメインです。24名の参加者とボランティアガイドのおじさんの合計25名の団体です。巡ってきて思うのは、やはり一つ一つの印象が薄くなってしまうなぁ、ということです。自分一人で回るとなると、それぞれを何度もしらべたり名前や場所を確認したりしますので、自然に名前も頭に入ってきますが、ツアーで回るとなるとそこまでしっかり覚えようとしません。ですので、一人で回った時より覚えが非常に悪いのです。それでも写真や資料を見ながら思い出していきたいと思います。

最初に向かったのは雨森観音堂です。バスから降りて少し歩いたところにあるお堂で、やはりここも小さな森の中に建っています。お祭りの日ということで、お堂の前にはテントが設けられ、係の方たちがお茶を振る舞ってくれたり、ご朱印の手続きをしてくれたりしていました。場所によって異なりますが、その場でご朱印を書いて下さるところ、すでに書かれたものが用意されているところ、ゴム印でご朱印が捺されるところなど様々です。私は団体ツアーということもあり、もしかしたらご朱印を書いていただける時間がないのではないか、と思っていたので今回はすでに書かれたまたは捺されたご朱印を頂いて回りました。

雨森観音堂
雨森観音堂の入り口付近
さて、観音様です。こちらの観音様は小さいのですが金色に輝く千手観音でした。あまりきんきらきんの観音様は得意ではないのですが、こちらは意外と素敵でした。多分、当時の金ではなく後に修復された金だとは思いますが、小さいながらも見応えのある千手観音様でした。

金色の千手観音
厨子も立派です
奥に見えるのが保延寺観音堂

次は雨森観音堂からほど近い保延寺観音堂です。こちらはとても小さなお堂で、4人ほどしか中にあがれません。さらにそこにいらっしゃったのはこれまた小さくて可愛らしい千手観音様でした。雨森観音は小さいなりにも観音らしい姿でしたが、保延寺の千手観音はまるで幼子のような感じの観音様なのです。他の参拝者たちからも、あらぁ~可愛らしいわねぇ!という声があがっていました。木像でうっすらと彩色が残り、あどけない顔をした観音様なのです。時間があればもう少しじっくり見つめていたかったです。

小さなお堂です
小さいながらも趣のある厨子です
かわいらしい千手観音

さらに歩いていった先にあるのが円満寺です。他のお堂もそうですが、神社とお堂が同じ敷地にあるところが多く、入り口には鳥居があり、社がお堂のすぐ隣にあるところも多いです。円満寺もそのようなお堂の一つでした。

円満寺の境内

ここの観音様は十一面観音様で、私好みの顔をしている観音様でした。こちらもそれほど大きくはありませんが、とても安心感を与える優しい顔をしています。また今にも前に進み出すかのように右足を少しあげています。十一面観音菩薩によくあるポーズでしょう。他にも阿弥陀如来立像もあったのですが、個人的な好みとしてやはり十一面観音菩薩に軍配があがります。

円満寺のお堂
円満寺の阿弥陀如来
素敵なお顔の十一面観音
次に向かったのは理覚院というお堂です。ここもこじんまりとしたお堂で、赤いのぼりが出ていなければ、お堂であるということも気付かないかもしれません。ここの観音様は十一面観音だったと思うのですが、写真を見ても宝冠をかぶっているのでよくわかりません。また、写真ではなんとなくむすっとした表情に見えてしまうのかもしれませんが、これまた本物の方がずっと良いのです。スマホですからその場で写真を確認できるのですが、何度撮り直しても自分の目で見たような表情に写せないのです。光の加減などもあるのかもしれませんが、もっと本当は魅力的なのに、ととても残念な感じになってしまいました。

理覚院のお堂へ


もっと本当は魅力的な顔をしています

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