今、シェムリアップの街は外にどんどん広がっています。ホテルが乱立し、レストランも土産物店も筍のようににょきにょき建っていきます。ただ、潰れるホテル、レストランも多いようです。店が変わっていることもしばしばです。
昔はこんなんではなかった、昔の方が良かった、と言うのは自分のエゴだということは百も承知なのですが、やはりさみしい思いはあります。大好きだっただけにこの変貌ぶりについていけない自分がいるのです。アンコールワットは大好きです。海外の遺跡の中ではダントツのトップです。アンコールワットを目にすると、心が震えると言ってもいいほど大好きなのです。だからこそ、そのアンコールワットお膝元であるシェムリアップが雑然として落ち着きのない街になってしまったことがさみしいのです。
だからこそ、今年の年末にカンボジアを訪問するのをやめようかとも思っていました。でも今回機織りをやっていて、機織りがとにかく楽しくて、やはり年末もシェムリアップに来ようと思ってしまいました。プノンペンではワールドビジョンのチャイルド訪問、シェムリアップでは機織りとアンコールワット。これが今、私をカンボジアに引き止めている唯一の要因かもしれません。もちろん、カンボジアで出会った人々や、クメール語を学んでいるというのも大事な要素ではありますが。
これからどうなっていくのか、自分でもよくわかりません。今までのように、絶対にカンボジアに行かなきゃやっていられない、というほどの熱意ではなくなってきているのは事実です。Kさんが18歳になってしまったら、機織りへの興味が薄れてしまったら、カンボジアへの思いは変わらざるを得ないのかもしれません。今はただ見守るしかありません。
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