2015年8月3日月曜日

高月観音巡り③ ~磯野寺~

普門寺の次は磯野寺です。普門寺のある丘を下って川を渡り、割と大きな道路に沿って歩いていきます。それなりの幹線道路のように見えますが、きちんと歩道が整備されているので助かります。街路樹も植わっているので、時々日陰になったりして、厳しい日差しを遮ってくれます。またもやポカリを飲みながら磯野寺を目指します。

磯野城跡?

やはり歩いて15分程でしょうか。磯野寺への矢印が書かれた標識を見つけたのですが、その矢印が指しているのがまるで田んぼの畦道のような細い道なのです。個人宅に入っていってしまうようでちょっとドキドキしてしまいましたが、その先にはアスファルトの道があり、少しホッとしました。どうやら、標識の先の道を右に行っても良かったようです。

手前の畦道を歩いてしまいました

磯野寺も小さなお堂ですが、普門寺と同じように大きな木に囲まれています。普門寺でも思ったことですが、これらのお堂を見ていると、「鎮守の森」という言葉が頭に浮かびます。大きな御神木に守られたお堂で、集落の中の小さな森の中に建っている感じです。

お堂が見えてきます
お堂前に十一面観音の石柱が
ここでも、係のおじさんがちょうど扉を開けてくれているところでした。まだ明日の準備が始まっていないから片付けられていないけど、と言いながら、厨子の扉を開けてくれました。こちらも十一面観音菩薩ですが、少し下膨れの少年のような面もちの観音様です。

このお堂の真向かいには昔、沼があり、蓮の花が咲いていたそうです。それが田んぼになり、今はそれもつぶされて空き地のようになっています。御詠歌にも蓮の花が歌われているとのことで、観音まつりのためにわざわざ蓮の花を用意するのだとか。いろいろと大変ですね、と言うと、そうなんだよねぇと笑っていました。こちらも老人会の方々が担当されているそうです。

こちらのお堂は中に上がることができるので、中に入らせてもらい、説明テープを聞かせていただきました。わざわざ扇風機もつけていただき、静かにテープを聞かせていただきました。

厨子もなかなか立派です
しもぶくれの十一面観音

お堂の全体像

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