2015年8月2日日曜日

高月観音巡り② ~普門寺~

西野薬師堂を出て普門寺へ向かいます。地図で何度も確認しましたし、西野薬師堂へ向かう高月観音号から普門寺と書かれた標識も見つけていたので、それほど心配はしていませんでしたが、暑さはやはり厳しいものがありました。

西野薬師堂を出ると、民家はそれなりに建ってはいますが、歩いている人は誰もいません。薬師堂の女性が言っていましたが、西野の集落には自動販売機が一台もないのだとか。もちろんコンビニもありません。ポカリを1リットル用意しておいて良かったです。こんな所で倒れても、まず誰も気付いてくれないでしょうから。

でも、この辺りの雰囲気はとても好きです。田んぼが広がり、小高い山々に囲まれているこの景観はとても気持ちが良いのです。暑さは厳しいですが、都会とは異なる優しい風が吹くのです。そして、普門寺は思っていたより近かったのです。普門寺の近くにはヤンマーの工場があり、それが目印にもなります。

道路脇にわかりやすい標識が
左側の坂を上がっていきます
坂を上がっていくとお堂が見えてきます
そのヤンマーの工場の裏に小高い丘があります。普門寺と書かれた小さな標識がその丘を指しているようなので、坂を登っていくと小さな祠が見えてきました。そこに、年配のおじさんがちょうど扉を開けているところでした。声をかけてみると、「連絡してくれた人?」と聞かれたので、「はい、そうです」と答えます。どうぞ、と小さなお堂の中を指さしてくれました。

小さなお堂がぽつんと・・・
本当に小さなお堂で、中に入ることはできません。外から見ると、中に右に聖観音菩薩が立ち、左に薬師如来が座しています。聖観音菩薩は小さな仏像なのですが、どこか惹かれるものがあります。あまり近くに寄ることができないのですが、とても精巧に作られているのがわかります。

係のおじさんによると、この集落には13家族しかいないそうで、その中の老人会のメンバーが輪番制でこのお堂を守っているのだそうです。明日からのまつりのために、このあとメンバー全員で準備をするのだそうです。あまり長居しても申し訳ないので、ご朱印を頂いて普門寺を後にしました。

薬師如来と聖観音菩薩



こんもりとした丘の上にありました

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