2014年8月15日金曜日

スポンサーチャイルド

スポンサーになってもう10年近くになるのだろうか。今回は二年振りということで、彼らの成長が楽しみだった。

ワールドビジョンのオフィスに到着すると、見知った顔が出迎えてくれた。スポンサーチャイルドのヴァニーとクムリー。そしてその家族たちだ。驚いたのはヴァニーの背の高さ。前回までは私より背が低かったのに、今回は私よりはるかに背が高い。あっという間に大きなお兄さんになってしまった。お父さんにそっくりだ。

クムリーも大きくなった。残念だったのは、クムリーのお母さんが田植えの仕事が忙しくて来られなかったこと。どうやって来たのかと思ったら、お父さんと来たという。確かに見覚えのないお父さんにらしき年齢の男性と、クムリーより少し年上の女の子が一緒にいる。でも、クムリーのお父さんは彼女が生まれたと同時に失踪しているはず。ずっとお母さんと二人で暮らしてきたはずなのだ。聞き辛い内容だし私の拙い理解力の上でだけれど、どうやら再婚したようだ。年上の女の子は新しいお父さんの娘らしい。複雑・・・。

ヴァニーは長男で、下に弟が一人と妹が二人いる。今回は一番下のもうすぐ三歳になるという妹が一緒にきていた。前回は赤ちゃんだったのに、こちらもびっくりだ。

彼らはもちろんクメール語しか話せない。彼らとコミュニケーションを取りたくて、クメール語の勉強をしているのに、相変わらず聞き取れない。私の拙いクメール語はそれなりに理解してくれているようなのだけれど、私が彼らのクメール語を聞き取れない。地域に寄って発音が違う、田舎の発音は聞き取りにくい、とは言うけれど、やはり悔しい。「チュラウン」が「チュルーン」になるだけで???なのだから大変だ。それでもみんな気にせずどんどん話してくれるので助かる。

昼食をみんなで食べに行った。カンボジアンスタイルの屋外レストランだ。みんなで車座になり、お皿にご飯を盛り、それぞれのおかずを取りながら一緒に食べる。今回のメニューは、鶏肉の酸っぱいスープ、野菜炒め、焼き魚、そして青いパパイヤの漬物だ。みんな美味しい。美味しいからついつい食べ過ぎてしまう。で、お腹をこわす、というのがいつものパターン。

あっという間に時間は過ぎ、そろそろサヨナラの時間になってしまった。来年も来るの?と聞かれ、可能であればもちろん来ます、と答える。また大きくなっているんだろうな。ヴァニーは今、学校に通っていないようだけれど、これもまた聞きづらくて理由を聞けなかった。クムリーの好きな教科はクメール語。好きなお肉は鶏肉。そんな質問しかできなかったけれど、前に比べて恥ずかしがらずに答えてくれるようになった。

また来年も会えるのを待ち望みつつ、彼らとさよならをした。


右側がクムリー

左側がヴァニー

本日の昼食  9人で16ドルでした

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