2015年4月5日日曜日

桜三昧 ~醍醐寺・東寺・龍安寺~

桜を見たくて。それも京都か奈良で見たい。でも休みが取れない。で、強行してきました。(今回から口調を変えてみました) 雨の日の日帰り京都。毎日京都の桜の開花状況をチェックして、この日のお天気をチェックして、満開になったと聞けば散ってしまうのではと心配になり、風が強く吹くと聞いてもそわそわし、やっと今日になりました。

天気は朝から雨。雨でも雪でも前向きに、と決めていたけれど、やはり写真が撮りにくいのは事実なのでちょっと残念ではありました。訪れたのは、醍醐寺、東寺、そして龍安寺。もちろん、すべて桜で有名な所ばかりなので、人混みもすごいのだろうな、と覚悟はしていました。なので、それほどげんなりはしなかったけれど、醍醐寺などはものすごい人出で、依然来た場所と同じ場所なのだろうか、と疑ってしまうほど。前回の初訪問のときはバスも最終的には私1人になったし、醍醐寺の境内もほとんど人がおらずひっそりしていたのです。

さて、その醍醐寺ですが、桜の最盛期は残念ながら過ぎていました。ソメイヨシノはずいぶんと散ってしまっていたし、有名な枝垂れ桜もほとんど散ってしまっていました。それでも他の種類の桜はたくさん咲いていたので、行った甲斐はありました。ただ、雨のせいで足元がずいぶんぐちゃぐちゃになりました。足元が気になりすぎると桜が見られなくなってしまうので困ります。
もちろん今回のメインは桜ですが、醍醐寺といえばやはり国宝の五重塔は外せません。瓦葺きの背の高い五重塔です。近くに何かの記念に植樹された枝垂れ桜が綺麗に咲いていました。雨の中、カメラを構えるのはなかなか難しいのですが、我ながら頑張りました。


枝垂桜がきれいでした

それにしてもあまりの人の多さにびっくりです。霊宝院には最初、長蛇の列ができていて諦めようかと思っていたのですが、五重塔などを見学した後に戻ってくると、待たなくても済みそうだったので、一応入ってみました。桜もきれいでしたが、霊宝院で一番有名らしい枝垂れ桜はすでにほとんど散ってしまっているようでした。

次に向かったのは東寺。醍醐寺から山科急行バスに30分程揺られて京都駅まで戻り、そこから歩いて20分弱で東寺に到着します。ここは一年前、夜桜を見に来たことはあるのですが、日中の桜を見るのは初めてです。

やはりここにもたくさ観光バスが並んでいました。でも、醍醐寺程ではなさそうです。枝垂れ桜は散り始めていて、昨年ほどの豪華さはありませんでしたが、周りの桜が綺麗に咲いていました。東寺ももちろん五重塔。五重塔をバックに桜を撮ります。

東寺のソメイヨシノは見事でした

地面に落ちた花びらも絵になります


で、この桜の撮影ですが、とても難しいのです。桜はほんのりと薄い桃色をしています。これをフィルムに焼き付けるのが難しいのです。普通にシャッターを切ってしまうと、全体的に暗くなってしまうので、オーバー気味に撮る必要があります。ブログに載せている写真はスマホで撮ったものですから、色合いを確認しながら撮れますが、フィルムはそうはいきません。そこまでしてなんでフィルムに、と聞かれそうですが、やはりフィルムの描写が好きなんですね。なので、どうなっているか気になるところです。

最後は龍安寺です。ここももちろん人は多くて、石庭のある縁側は人で埋め尽くされていましたが、やはり石庭は良いです。そして、そこから見える枝垂れ桜もいい感じでした。枝垂れ桜の後方にあるソメイヨシノも綺麗に満開になっていて、龍安寺のソメイヨシノが一番見応えがありました。
石庭と桜。我が儘を言わせてもらえれば、静かにゆっくり眺めていたいところ。今回は学生の修学旅行生がいなかったので、比較的静かだったので悪くはないのですが、人がたくさんいるので長居しづらいんですね。それでも、石庭と桜をそれなりに満喫させてもらいました。

龍安寺の枝垂桜とソメイヨシノ

石庭と桜の共演

それにしても、日曜日だからなのか、桜の季節だからなのか、京都駅はたくさんの観光客でごった返していました。外国からの観光客しかり、日本人観光客もしかり、すごかったです。紅葉の時期はもっとすごいと聞いているので、秋の京都も気になるけれど、ちょっと避けた方が良さそうです。
桜はなぜこんなに魅力的なのでしょうか。日本人のDNAに何か組み込まれているのでしょうか。不思議ですが、思いっきり桜の魅力に取り付かれています。

この白い花の名前が知りたい・・・

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