2015年11月15日日曜日

十二神将特別展示 ~東寺~

龍谷ミュージアムの後に東寺へ向かいました。この頃には雨足も随分と強くなってきたのですが、東寺では十二神将の特別展示が行われていて、これは見逃すわけにはいきません。バスで一駅ではありましたが、一日乗車券もありましたし、雨も振っていたということで、バスに乗って東寺まで向かいました。

やはり人は多かったですが、境内も広いですし、いろいろな場所に分散されるのであまり気にはなりません。

紅葉の見頃はもう少し先のようですが、やはり五重塔とのコントラストは素敵です。今回、五重塔の内部拝観も可能だったのですが、以前にも拝観したことがありましたし、それほどたっぷりの時間的余裕がなかったので飛ばしてしまいました。



ぶれてる・・・


雨足が強いです・・・


まずは金堂で薬師三尊像を拝観します。普段はこの薬師如来の台座を囲むように配置されている十二神将が、今回はずされて別の場所で展示されているのです。十二神将が外された台座はやはりすっきりとし過ぎていて違和感があります。ここの薬師如来の表情はわりと好きです。

次に講堂で立体曼陀羅と呼ばれる仏像群を拝観しました。ここでも、普段は入ることができない仏像群の後方へ回ることができるようになっていて、これまたとても興味深かったです。普段は見ることができない仏像の後ろ姿を見ることができるのですから。個人的には帝釈天の乗る象と、明王の乗る水牛(?)のお尻が何とも言えず可愛らしくて気に入ってしまいました。
そしていよいよ十二神将です。

薄暗い灌頂堂の中に入ってすぐ目に飛び込んでくるのは2躰の十二神将でした。一瞬、公開されているのはこの2躰だけなのかと思いましたが、奥にまた別の部屋があり、他のすべての十二神将が公開されていました。普段は金堂の薬師如来の台座のまわりに立っているのであまり近くで見ることができません。今回手を伸ばせば触れるほどの距離で見ることができたのですが、思っていたよりも大きな像でびっくりしました。もちろん表情も豊かですし、今にも動き出しそうな躍動感ある立ち姿です。12躰もあるので、名前はほとんど覚えられていないのですが、自分の干支を守るとされている神将は少しずつ覚えてきました。時代やお寺によって、守る干支がずれていたりするのですが、それはそれで興味深いと思いました。

見学者も多かったように思います。灌頂堂の外には列を作るための柵も用意されていたので、多いときは人数制限もあったのかもしれません。今回はすぐに中に入れましたが、ひっきりなしに拝観者が訪れていました。それだけの価値は十分あります。これだけ近くに見ることができる機会は今後あるのかないのかもわからないのですから。

京都駅まで歩ける距離ではありましたが、疲れがたまっていたこともありバスを利用してしまいました。これで今回の弾丸京都日帰りは終了です。帰りの新幹線の中でも爆睡してしまいました。最近、新幹線に乗った途端寝てしまうので、富士山を見ることがほとんどなくなってしまいました。


雨のモミジもすてきです
これは良かった!

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