2015年5月24日日曜日

青空の上海

先日、出張で上海へ行ってきました。今年で確か4回目になる上海です。初めてのときは、頑張って地下鉄を乗り継ぎ観光地にも行ってみたのですが、ここ2年は観光らしきことは何もしていません。上海はビジネスの街らしく、観光地といってもショッピングとかになってしまうので、あまり興味がわかないのもありますが。


到着したのは夕方で、先ほどまで雨が降っていたようで、空はどんより曇っていました。まあ、上海といえばPM2.5でも有名になってしまっていて、晴れていてもガスがかかっているような空模様が多い場所です。ところが今回初めて三日目に綺麗な青空が広がりました。上海でもこんな青空が見られるんだ、と失礼ながら思ったほどです。天気も意外と快適で、風も心地よく日陰であれば気持ちのよい天気でした。

上海初日

高速道路はまだ空いていました

仕事はまあ順調というか無事にこなしてきた感じです。

せっかく上海にいたのですが、ホテルについていた朝食以外はすべて和食。日本からのビジネスマン御用達のホテルに宿泊していたので、周りはほとんどすべて日本食のレストランばかり。中に入れば、「いらっしゃいませぇ~」と声がかかり、メニューも日本語、注文も日本語、お支払も日本語です。楽と言えば楽ですが、不思議な感じがします。日本で忙殺されていたので、とにかく時間がある時はゆっくりしようと思っていたので、あまり外出もせず近場で過ごしてしまいました。

ホテルの近くには小さなローソンもありました。便利店とはコンビニということなのでしょう。漢字での表記はなかなか興味深いものがたくさんあります。ペットボトル売場では、お~いお茶も売っています。烏龍茶も売っていますが、気をつけないと甘い烏龍茶を飲むことになります。以前、台湾で歩き疲れてコンビニで冷たい烏龍茶を買って飲んだのですが、甘くて驚いたことがあります。緑茶に砂糖や蜂蜜、牛乳などが入っている物はタイで経験済みだったのですが、さすがに烏龍茶はないだろう、と思ったのです。ところがこれが甘かった。飲んでさっぱりしたかったのに、口の中が甘くなってしまい、残念な感じになってしまったのでした。ですので、今回はペットボトルの表示をきちんと見るようにしました。良く見ると、無糖・微糖・加糖と三種類もあります。もちろん無糖を買いました。

無事に仕事も終わり、浦東空港へ向かうタクシーの中のことです。ふと運転手を見ると、なんとなく落ち着かない感じなのです。見ていると、自分のももを叩いたり、頬をぺしぺし叩いたりしています。まさか、と思い、鏡に映る運転手の目元を見ると、完全に眠気と戦っている様子。さすがに焦りました。空港への途中で交通事故なんてシャレになりません。頼むから頑張ってくれ!と心の中で叫んでいました。日本であれば、運転手に話しかけるなどできるのですが、中国語はまったくできません。話しかけることもできず、ただただしっかりしてくれ!と心の中で叫ぶのみ。運転手もまずいと思っているのか、水を飲んだり、腕を伸ばしたりしてはいますが、どう見ても目は眠たそうです。

頼むよ・・・、とハラハラしているときでした。携帯に電話がかかってきたのです。空港まであと15キロほどのところでした。普段であれば、運転しながら携帯で話してて大丈夫なのかい、と突っ込みを入れたくなりますが、今回はほっとしました。電話で話しながら寝てしまうということはまずないからです。今回だけは、もっともっと話してて!と願っていました。その願いが届いたのか、ずいぶん長いこと話し込んでいました。そして電話が終わった数分後に無事に空港に到着したのです。

無事に到着したので良かったですが、これほど心配しながらタクシーに乗ったのは初めてです。この後は飛行機もすべて順調で、無事に日本に戻ってきました。


こんな素敵な青空は初めてです!

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