2015年5月3日日曜日

京都は苦手かな ~大徳寺と国立博物館~

大徳寺近くにある割と気に入っているレストランでお昼を食べました。サラダと小さなおかずが四種類、そして雑穀米とスープというランチセットで、行く度におかずが変わります。野菜もたくさんとれるので、個人的に気に入っています。カードが使えないのがちょっと残念ですが。

大徳寺は結局、特別公開中の黄梅院しか行きませんでした。大徳寺にあるすべての塔頭を回ると、それだけで3000円以上かかってしまうのです。もうすでに何度か訪れていますし、さすがに旅の後半でこの値段はきつかったので、特別公開中の中でも石庭がなかなか落ち着いて風情のある黄梅院へ行ってみました。

庭にも石庭にも大きな岩が置いてあるのですが、庭の方の大きな岩は不動明王を表していて、その両側にある小ぶりの岩は不動明王の脇侍である 矜羯羅童子と制多迦童子を表しているのだとか。また、石庭の二つの岩は聖至観音ともう一人の観音様(名前を忘れてしまいました)を表しているのだとか。

唯一撮影可能な黄梅院の小さな庭
入口近くの庭のみ撮影可
龍安寺を始め、大徳寺や妙心寺などの塔頭は庫裡があり方丈があり石庭があります。そして方丈の中央の部屋には必ずと言って良いほど上人の坐像があります。詳しいことは全くわかっていませんが、奈良のお寺は基本的に仏像がご本尊であり仏像が主流のように感じるのですが、京都に来るとそれが変わっているように感じます。仏像ももちろんあるのですが、それよりも庭や上人が前面に出てきているように感じるのです。どこかより精神性を重んじているような感じと言ったら良いのでしょうか。岩を仏像と同じように見る、というのもまた奈良ではあまりない光景のように思うのですが、どうなのでしょうか。

時間を持て余して国立博物館に行ってきました。年間パスポートを持っているので、特別展に行かなければ入場料はかかりません。名品ギャラリーと呼ばれている常設展では少ないながらも仏像たちを拝観する事ができます。先日訪れた京都と奈良の県境近くにある寿福寺の明王の像があったのには驚きましたし、嬉しかったですね。

それでも時間が余りすぎ、結局新幹線の時間を二時間も早めて帰路についてしまいました。
これで私のゴールデンウィークも終わりです。充実したゴールデンウィークでした。奈良、最高です。滋賀も良いです。京都・・・、ごめんなさい。

次回はいつでしょうか。今から楽しみです。


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