2015年1月3日土曜日

シェムリアップのホテル

シェムリアップのホテルとは言ってもピンキリなのだが、最近利用させてもらっているフランジパニ・ビラ・ホテルについてまずは少し。

以前はオールドマーケットに近いストゥング・シェムリアップというこれまた中級ホテルに泊まっていたのだが、少し変えてみようと2年ほど前からフランジパニにお世話になっている。オールドマーケットからは歩いて7、8分ほどのところにあるので、ストゥンと比べると若干不便ではあるが、雰囲気は悪くないので利用し続けている。

しかしこのホテル、お湯がめちゃくちゃ熱い。普通、お湯が出ない、というのが問題になるのに、ここでは熱すぎてぬるくできない、というのが問題になる。一度スタッフに見てもらったことがあるほどだ。それである程度のコツをつかめたわけだが、ちょうどいいお湯加減を得るのにコツが必要だというのも何ともカンボジアらしい。

朝食はビュッフェスタイルだが、中級ホテルはだいたいメニューは同じようで、長期滞在をしているとやはり飽きてくる。種類もそれほど多くない。ということで、朝に余裕がある時は外に朝食を取りに行くことも多い。お気に入りはバーイ・サイッ・チュルークという炭火焼の豚肉とご飯。以前はどこで食べても炭火焼の美味しい豚肉だったのに、最近は炭火焼ではないところもあるようで、どこでも美味しいというわけではなくなってしまったのが残念。

個人的に気に入っているのは少し高めだけれどハズレのないマスター・スキ・スープというレストランの朝食メニューにあるバーイ・サイッ・チュルークである。一般的な食堂では5000リエル
前後だがマスター・スキ・スープだと10000リエルくらいする。といっても3ドルしない値段なので少し距離はあるが、一回は食べに行っている。

それにしても、シェムリアップではまだ新しいホテルが建てられているという。私が初めてシェムリアップを訪れた2000年頃はタ・プロムというホテルが高級ホテルで、グランドホテルという超高級ホテルとそれ以外はゲストハウスくらいしかなかった。それが数年後にはタ・プロムは中級ホテルに、さらにエコノミーホテルにとランクが下がり、周りには続々と新しいホテル、それも中級から超高級ホテルまで様々なホテルが建設されて行った。その変化の早さにはただただ驚くばかり。でも、最近は潰れるホテルも出てきた。それでも新しいホテルは建っている。要は中身だと思うのだが、とにかくホテルを建てれば客が来て儲かる、と思っている人もいるように見えてしまう。

たくさんのホテルが建てられれば、環境問題も深刻になってくる。いや、もうすでに環境問題は大きな問題になっている。どうするカンボジア。アンコール・ワットが万が一にも環境問題などの影響で壊れてしまうようなことがあれば、カンボジアの観光業には大打撃だ。いや、大打撃では済まされないかも。もっと環境整備などに政府が力を入れるべきだと思うのだが、なかなかうまくいかないのだろう。他人事とはいえ、大好きなアンコール・ワットに関わることでもあり、心配である。といって、自分が何かしているわけでもないので、ただ言いっぱなしの状態ではあるが・・・。

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