2014年12月1日月曜日

三井寺と石山寺

う~ん、大きすぎる。それが率直な感想だった。

西明寺と金剛輪寺を訪れた後、一気に南下して三井寺と石山寺に行ってきた。それぞれのHPを事前にチェックはしていたので、大きいお寺さんなんだな、ということはわかっていたつもりだった。

JR膳所から京阪膳所に行き、京阪電鉄でまず三井寺に向かった。三井寺という駅からあるいて15分弱くらいだっただろうか。三井寺の境内の案内図があったのだがよく見もせず受付と書かれているところへ向かってしまったので、あとから実は逆方向に正門があったことに気付く。すでに受付で拝観料を払ってしまっていたので、ほとんどの観光客が進む方向と逆方向に歩くことになってしまった。

境内は広く、観音堂や本堂、毘沙門堂に釈迦堂など多くのお堂が点在し、それぞれの場所でそれぞれのご朱印を頂けたり仏像を拝観することができたりする。もちろんここでも石段を上ることになり、それなりに息が上がって疲れるのだが、それよりも、人の多さと境内の広さにやられてしまった感がある。

私はどうやらこじんまりとしたお寺が好きらしい。西明寺や金剛輪寺はもちろん、室生寺、海住山寺などお気に入りのお寺はどちらかというとこぢんまりしている。本堂や金堂でゆっくり座って静かにしているのが好きなのだが、大きなお寺だとどうしても次から次へ、という感じになってしまい落ち着かない。そんなこともあり、三井寺はなんとなく一周した感じで終わってしまった。

唯一気に入ったのは、「べんべん」という三井寺のゆるきゃらだ。弁慶の引き摺り鐘と亀をモチーフにしたゆるきゃらだそうで、たまたま境内にいたところを見かけて写真を撮った。子どもたちと一緒に写真を撮るのがメインだが、こちらがカメラを向けるとちゃんとポーズを取ってくれるところがかわいい。女の子が一緒に写真を撮ったあと、お母さんに「でもふなっしーの方が・・・」と言いかけて、お母さんに「しっ・・・」と言われていたのがかわいかった。まあ、確かにふなっしーの方がインパクトはあるだろうし人気はあるだろうからね。でも、個人的にはこのべんべんも意外に気に入っている。特技だという法螺貝も吹いてくれた。

三井寺のゆるきゃら べんべん
三井寺の金堂
三井寺の金堂ともみじ
京阪電鉄に乗って石山寺にも行ってきた。こちらも広い境内と石段で、三井寺と同じような感じなのだが、ライトアップがされるということでその時間まで残ることにした。石山寺は紫式部が源氏物語を着想した場所とも言われているようで、紫式部の銅像もある。一応写真は撮ったものの、「ふむ」という感じではある。

石山寺の本堂
紫式部の銅像

ライトアップが始まるまで、いったん外の出なくては行けなかったので、近くの食堂で琵琶湖で採れるシジミの釜めしを頂いた。これは注文を受けてから炊きはじめるようで、20分ほどかかったがとても美味しかった。おこげもできており、私の好みでもある。ゆっくり頂いてライトップまでの時間を待つ。

美味しくいただきました
まだ時間はあったものの、少し外に出てみることにして驚いた。ライトアップの開門前10分以上あるのに、大きな門の前には80mほどの待ち列ができていていた。私も並んで待つ。時間になり、門が開いた瞬間に見えたライトに照らされるもみじの幻想的な風景には思わずため息が漏れた。なかなかの風景である。

多宝塔もライトアップされ、もみじとのコラボレーションも見事だった。三井寺のもみじも素晴らしかったし、石山寺のもみじとライトアップもとてもきれいだったのだが、残念ながらまた来たい、という思いにはならなかった。 こちらの勝手な思いの結果なので、少々申し訳ない気がしないでもないが、こればかりはどうしようもない。来た甲斐はあったと思うが、少々不完全燃焼な気がする。

多宝塔とライトアップ

0 件のコメント:

コメントを投稿