金堂の説明の後、蓮池に向かう。二週間ほど前に来たときは、まだつぼみすらなかったのに、今は大きくきれいな花を咲かせていて、とても見応えがある。蓮の葉も花も大きく立派。
唐招提寺の蓮の花 |
この蓮池に咲いている蓮は、鑑真和上が渡来したときに一緒に中国から持ってきたものだという。すでに千年以上も昔から、その蓮の花が綿々と咲き続けていると思うと感慨深い。
大きな蓮の葉に触れてみる。細かくて柔らかな毛が心地よく指にあたる。葉そのものも思っていたより厚くしっかりしていた。
鮮やかなピンク色がまぶしい |
蓮池の次は様々な種類の蓮の鉢が置いてある本坊へ。ここにも、鑑真和上が持ってきたという真っ白な蓮の花が咲いていた。
鑑真和上がもってきた蓮の一つ |
他にも八重の花や縁取りだけがピンク色の白い花など、こんなに様々な蓮の花があるとは知らなかった。中にとても鮮やかなピンク色の蓮の花が咲いていた。これは大賀蓮と呼ばれる日本の古代蓮と中国の古代蓮とを掛け合わせてできた日中友誼蓮と呼ばれる蓮だという。いい名前だとしみじみ思う。
本坊では冷たい水も配布されてちょっとほっと一息着く。10分ほどの休憩後、次の喜光寺へ30分ほどの道のりが待っている。
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