2014年7月27日日曜日

僧侶と巡るロータスロード (1) 薬師寺編

昨晩、奈良に到着。よくもまぁ奈良に足蹴く通うものだと自分でも笑ってしまう(^_^;)

今回は薬師寺→唐招提寺→喜光寺をそれぞれの僧侶たちと巡るツアー、「僧侶と巡るロータスロード」参加してきた。もともと自由に動き回ることのできないツアーというのは苦手なのだけれど、やはり僧侶から話を聞けるのは魅力的だ。

朝、8時に薬師寺のある西ノ京駅に集合ということで、7時半過ぎに電車に乗った。たぶん同じツアーに参加する人達ではないかな、と思われるおばさんたちのグループやおじさんたちがいる。
10分ほど前に到着すると、駅前に係りの人が受付のテーブルを出していた。通常は8時半に開門する薬師寺が、このツアーのためだけに8時に開門していた。中に入るとすでに何人かの参加者たちが蓮の花の写真を撮っている。


まずは薬師寺の僧侶、高次僧侶(名前を出してもいいのかな???)が担当してくれた。20代後半くらいの若いお兄さんだ。

金堂の中で、このロータスロードの安全を祈願する。薬師如来や両脇を守る日光、月光菩薩の説明を丁寧に笑いを交えながら話してくれる。以前薬師寺で、修学旅行生向けの法話を後ろの方で聞かせてもらったことがあるのだけれど、そのときの僧侶も笑いを交え、生徒たちの興味を引かせる話し方をしていて感心した記憶がある。

薬師寺金堂

今回の高次僧侶もなかなかだ。薬師寺がシルクロードの終着点だと言われる由縁も話してくれた。薬師如来が座す台座には、ギリシャ、インド、中国のデザインが施されていること。台座に彫り込まれた窓から覗く不思議な神様たちは、十二神将の起源と考えられていることなど。


十二神将が好きな私にとってはびっくりだった。正直この神様たちは神様のイメージでは全くないし、どちらというと邪鬼に近いものだと勝手に思っていた。最初から目から鱗である(;゚д゚)

現在修復作業中の東塔から見つかった和釘も展示されていて、西岡棟梁の話を思い出す。今回は蓮の花がメインテーマなので、修復内容についてはほとんど触れなかったけれど、そちらのイベントがもしあったらぜひ参加したいものだ。

あっという間に時間が過ぎていく。強い日差しも雲が出てきたお陰で、時折気持ちの良い風も吹き、なんとか耐えられる暑さにはなっている。

説明をする高次僧侶

 
次は唐招提寺。薬師寺から歩いて10分ほどだ。

唐招提寺編へと続く。

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