今年、近畿文化会なるものの会員になったのですが、東京で開かれる月に一回の講習会にはまだ一度も出席したことがありません。土曜日の午後なのでいつも仕事で忙殺されているからです。
今回、臨地講座が京都で開かれることになり、弾丸京都日帰りで参加してきました。近畿文化会では様々な臨地講座が開かれているのですが、今回の講座名が「塔と楼閣」であり、さらには訪問場所が東寺と西本願寺ということで、これはぜひとも参加したいと思っていたのです。
天気予報は雨のち曇。三時間ごとの予報を見てみると午前も午後も雨がぱらつくようなものでした。ところが。京都に到着すると雨は上がり、青空まで見えるではありませんか。そして、あれよあれよというまに真っ青な空が頭上に広がってしまいました。雨は面倒だなとは思っていましたが、まさか青空が広がるとは思ってもいませんでしたので驚きました。日焼け止めも塗っていません。仕方がないので雨用に持参した折りたたみ傘を日傘代わりに使いました。
今回の参加者数は56名。定員は40名のはずだったのですが、人気があって増やしたのでしょう。もちろん全員が年配者。少々場違いな気がしましたが、このような講座はやはり年配者が主流なのでしょう。まずは係員の後についてぞろぞろと東寺へ向かいます。
東寺では月に一度の弘法市が開かれていて、敷地内は人でごった返していてすごかったです。いつもは広めの駐車場が出店で埋め尽くされ、その間をたくさんの人々が行き交っています。これは大変だ、と思ったのですが、ほとんどは弘法市が目当てで東寺の有料になる敷地内にはほとんど入らず、五重塔や金堂、講堂はごった返すというほどではありませんでした。それでもいつもよりは人が多かった気がします。
東寺と言えば五重塔 |
蓮にはまだ少し早い |
次は講堂と金堂の間の日陰で、建築様式の違いについて説明してくれました。一人で見ているときには気付かないことばかりです。やはり専門家と一緒に見て回るのは勉強になりますし、新しい発見があるので非常に面白いです。詳しいことはまた次のブログに載せたいと思います。
矢ケ崎先生の説明を聞く |
ここで一旦解散になりました。それぞれ適当に見学をし、昼食をとってから次の場所である西本願寺で再集合です。二時間近い自由時間となったので、金堂や講堂を見学した後、食堂や弘法市を見学してみました。
食堂に安置されている火事で被災した大きな四天王像は個人的にとても気に入っていますので、東寺に行くときは欠かさず見るようにしています。痛々しい姿ですが、何度見ても木材の力強さを感じさせてくれる像だからです。炭化してもなおその四天王の威圧感や力強さは十分に伝わってきます。
食堂と夏の空 |
真っ青な空 |
弘法市はお祭りの縁日のように、様々な出店が並んでいます。シーサーを売っている屋台やクロマーのようなものを扱っている屋台まであってびっくりです。もちろん、焼きそば、たこ焼き、かき氷などの定番屋台も複数ありました。京都らしい京都の漬け物やわらび餅なども多く売られていました。どうしようか迷ったのですが、結局何も買わずに西本願寺近くまで行くバスに乗ってしまいました。
弘法市 |
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