2014年9月20日土曜日

飛鳥のお寺 その1 ~~飛鳥寺~~

今回、飛鳥まで足を伸ばしてみた。飛鳥といえば、古代遺跡などでも有名な場所だが、あまり古代に興味がないこともあり、古代遺跡はすべてすっ飛ばして、寺巡りだけにしてしまった。古代遺跡は古代に興味を、持った時に行けばいいかな、と。

飛鳥もやはり交通の便は良くない。かめバスという観光地を巡るバスがあることはあるが、一時間に一本しかない。うまく時間を使わないと、相当待たされることになってしまう。それでも一日フリーパスが650円で販売されているので、3回ほど乗れば元が取れる計算だ。

まず向かったのは飛鳥寺。薬師寺や唐招提寺を訪れた後、橿原神宮前駅へ向かう。バスの出発まで40分以上もあったので、駅構内にあるドトールで軽く昼食をとる。一度は改札を出たのだが周りには何もなく、駅員にお願いして中に入れてもらったのだ。駅の構内には本屋やカフェ、パン屋、ドラッグストアがあるのに、駅の外には何もない。ちょっと不思議ではある。また、予定ではかめバスに3回乗る予定だったので、橿原神宮前駅の改札の窓口でフリーパスを購入する。

バスに乗って20分ほどで、飛鳥大仏というバス停に到着した。そこから歩いて5分ほどのところに飛鳥寺はある。さすがに多くの観光客が訪れていて、次から次へと堂内へ入っていく。ここのお寺の珍しいところは、この飛鳥大仏を自由に撮影できるところだろう。事前に他の方のブログを読んで知っていたけれど、やはり堂内で写真を撮っている人たちを見てちょっと驚いた。でもせっかくなので、私も写真を何枚か撮らせてもらった。


飛鳥寺の正面

また、何人かが集まると、お寺の係の方が簡単な説明もしてくれる。この飛鳥大仏。顔を見ればよくわかるのだが、法隆寺の金堂に安置されている釈迦三尊像ととてもよく似ている。それもそのはずで、仏師が同じ止利仏師なのだ。釈迦三尊像のように、日本人とはことなる顔つきをしている。アーモンド形の目、アルカイックスマイルなど、本当によく似ている。サイズは飛鳥寺の方が大きいのだが、まるで兄弟。


飛鳥大仏

外に出ると、ここも一面の田んぼで、すでにたくさんの稲穂が頭を垂れている。そして目を引いたのが曼珠沙華、彼岸花だ。まだ満開時期とは言えないが、ずいぶんと咲いてきているようだ。曼珠沙華のあの真っ赤な花は実はあまり得意ではなかった。真っ赤過ぎてどぎつい感じがしたからだ。でも、今回田んぼのあぜ道に咲く曼珠沙華は、田んぼの緑と相まってとてもきれいだった。青空と田んぼの緑と曼珠沙華の赤。お互いにお互いの色をさらに鮮やかにさせている。満開の時期になったら、もっと鮮やかな風景が広がるのだろう。

そろそろバスの時間が近づいてきたので、飛鳥寺を後にする。一時間の一本のバスを逃すとまずい。





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