御嵩を後にして向かったのは岐阜駅です。ここからバスで15分ほどのところにある美江寺観音に向かったのですが、ここのご本尊は秘仏らしく残念ながら拝観できず、お前立ちの観音様を遠くから拝観できる程度で、わざわざバスに乗って来るほどのところでも・・・、と思ってしまいました。人形供養を行う場所でもあるようなのですが、人形が苦手な私にとってはなんの魅力にもなりません。すごすごと岐阜駅まで引き返してきました。
そして宿泊先がある尾張一宮に向かいます。ここからバスで15分ほどのところにある禅林寺の仏像は予約が必要とのことでしたが、電話してみると「良いですよ」、とのこと。急いでバスに乗って向かいました。
禅林寺の入り口 |
この禅林寺もまた現代のお寺で、お寺の建物に歴史を感じることはありません。誰もいないので、本堂を覗いてみましたが、やはり人気はありません。仕方がないので電話をしてみると、隣の民家の呼び鈴をならして欲しいとのこと。恐る恐る呼び鈴をならしてみると、年配の女性が出てきてくれました。
本堂の左側にある小さな収蔵庫を開けてくれます。中には入らないで欲しいとのことでしたので、薄暗い部屋の中に安置されている仏像たちに目を凝らします。電気は付けてくれたのですが、やはり薄暗さはそれほど解消されません。ただ、写真撮影はOKとのことで、何枚か撮らせていただきました。
薬師如来 |
安置されているのは、薬師如来、日光・月光菩薩、そして十二神将です。私の好きな配置な訳ですが、外の光が当たる薬師如来はそれなりに拝観することはできましたが、十二神将に至っては暗すぎて表情はほとんどわかりませんでした。薬師如来の持つ薬壺がめずらしく青色で、あまり色のない仏像たちの中でひときわ目立っていたのが印象的でした。
私が拝観している間ずっと女性の方は待っているわけで、どうしても気になってしまいゆっくり拝観することが憚られてしまいます。気にせず拝観することができる人もいるのでしょうが、私はどうしてもだめなのです。それでもがんばってじっくり拝観させていただきました。欲を言えば、もう少し明るい中で拝観したかったのですが、仕方がないでしょう。お礼を言って禅林寺を後にしました。
ということで、初日の仏像巡りは終了です。残念ながら不完全燃焼気味です。
薬師如来の右に座す月光菩薩 |
日光菩薩と十二神将六体 |
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