2015年9月23日水曜日

弥勒菩薩半跏思惟像 ~広隆寺 京都~

シルバーウィークに家にいるわけはありませんね。もちろん、家を飛び出しました。そして行き先は奈良です。ただ、京都の龍谷ミュージアムに寄りたかったので、朝の時間を利用して久しぶりに広隆寺へ行ってみることにしました。

広隆寺と言えば、国宝第一号の弥勒菩薩半跏思惟像で有名ですが、以前訪れたときに頂いた御朱印がスタンプだったので、あまり良い印象がなかったのです。ですが、やはり国宝第一号はもう一度見ておきたいな、思ったのでした。

バスの1日乗車券を500円で購入して、広隆寺へ向かう京都バスを待ちます。バスに揺られること30分ほどで広隆寺に到着しました。

境内は割合と広いのですが、ほとんどの仏像は新霊宝殿にあるために、本堂などは訪れる人がほとんどいないようで、皆さんすぐに霊宝殿へ向かいます。私もまっすぐ霊宝殿へ向かってしまいました。

照明をほとんど落とした状況の霊宝殿なので、目が暗さに慣れるまで少し時間がかかります。まず並んでいるのは十二神将です。やはり十二神将好きとしては時間をかけて見てしまいます。ただ、ここの十二神将は干支とのつながりはないようで、また違った魅力を持つ神将たちです。

そして弥勒菩薩半跏思惟像です。見たとき、あれ?と思ってしまいました。プロポーションがあまり良くないのです。胴体のサイズに比べて頭のサイズが大きいのです。国宝第一号に向かって失礼かと思うのですが、中宮寺の弥勒菩薩半跏思惟像の方が魅力的に思えてしまいました。ところが、国宝第一号の横に座す一回り小さな弥勒菩薩半跏思惟像がとても魅力的に感じてしまったのです。もちろん、これも国宝ですが、表情も身体の感じもいい感じです。

そんなことで、今回も広隆寺は少し不完全燃焼的な感じで終わってしまいました。拝観料は700円となかなかの値段です。悪くはないのですが、また行くかどうかは微妙な感じです。

0 件のコメント:

コメントを投稿