2016年1月1日金曜日

2016年の元旦① ~東大寺 奈良~

今年のお正月は久しぶりに日本で過ごしました。ここ何年もずっとカンボジアで年越ししていたのですが、奈良にはまったこともありお正月を奈良で、と思っていたのです。

31日の大晦日に奈良市内に入りました。本当は除夜の鐘の音も聴きたいと思っていたのですが、カンボジアからの帰国が夜行便で起きていられる自信がありませんでした。また、無理してせっかくの奈良滞在中に体調を崩しても嫌なので、諦めたのでした。

その代わり、朝早くに起きて、バスの始発に乗って東大寺まで行ってきました。東大寺は大晦日から朝の8時まで大仏殿が無料開放され、さらには普段は閉まっている大仏の顔の正面にある扉が開くのです。これも8時までです。写真では見たことがありましたが、ぜひ実際に見てみたいと思っていたのです。

仁王門

この冬は暖冬ということで、早朝にもかかわらずそれほど寒いという感じはしませんでした。バス停から大仏殿までそれなりの人出でしたが、どちらかというと春日大社に向かっている人の方が圧倒的に多かったように見えました。初詣はまずは神社、ということでしょう。

私は神社が苦手なので、神社への初詣はまったく予定に入れていません。まっすぐ大仏殿へ向かいます。そして見えてきたのが、窓から覗く大仏の顔でした。普段は閉まっている中央の紋も開いており、参道をまっすぐ進んで大仏殿へ向かうことができます。

窓から見える大仏の顔はやはり下から見上げるときとずいぶん雰囲気が異なります。当時の一般市民は特別なときに、このように遠くから参拝していたのでしょうか。まだまだ暗いですから、それほど明るくないお堂の中も暗闇の中に浮かんて見えて、なかなか厳かな雰囲気に包まれていました。

大仏殿
大仏殿
せっかくなので大仏殿の入口までは行きましたが中には入りませんでした。このあと、急いでいったんホテルに戻り、朝食をとって、室生寺へ向かうからです。一番好きな室生寺と、私の寺巡りの原点である法隆寺へ、元旦に行きたいとずっと思っていたからです。

東大寺へは、また明日改めて訪れる予定にしています。




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