ラベル 奈良のお寺 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 奈良のお寺 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2016年1月2日土曜日

年始二日目 ~奈良市内 東大寺~

年始の二日目は奈良市内をメインに回ってきました。まずは早めの時間に東大寺へ向かいます。きちんと大仏殿へ入るのは実は久しぶりです。大仏が大きすぎて、逆にあまり何度も行きたいという思いになれないからです。ただ、今回はお正月ですし、ご朱印も頂きたかったので中に入ってきました。

大仏を見上げて思うのは、大きいなぁ、なんでこんなに大きくする必要があったのだろう、大きいなぁ、くらいです。残された四天王のうちの二躰もとてつもなく大きいのです。ポカ~ンと口を開けて見上げてしまいます。でも、それだけなのです。大きすぎて感動がない、と言ったら失礼ですが、そんな感じです。

ただ、興味があるのはやはり塔です。東大寺には当時、なんと百メートルにも及ぶ七重塔が二基あったそうです。百メートルです。現在残っている国内最大の五重塔も六十メートルはありません。それでも相当大きいのです。百メートルの七重塔がそびえたっていたら、本当に圧巻な眺めだったことでしょう。その当時の伽藍の様子が模型で作られていたのですが、七重塔は確かに存在感がありました。不可能なことですが、見てみたかったなあ、と思うのです。

大仏殿のあとは、二月堂、法華堂、四月堂と回ります。

東大寺大仏殿
七重塔の模型
言わずもがなの大仏様

2016年1月1日金曜日

2016年の元旦③ ~法隆寺 奈良~

元旦の午後は法隆寺へ向かいます。

到着したのは午後1時半頃でしたが、さすがに参拝客は多かったように思います。それでも、予想よりははるかに少なかったので驚きはしました。

法隆寺は拝観料が1500円となかなかいい値段がします。以前は1000円でしたからいっきに500円も値上がりしたのです。いくら自分の寺巡りの原点とはいえ、ちょくちょく来れるような場所ではなくなってしまいました。ただ、ご朱印は拝観料を払わなくても頂ける場所にあるので、今回も西伽藍の中へ入ろうかどうしようか悩みました。結局は入ることにしたのですが、ご朱印を頂き、法輪寺、法起寺を訪れた後に決めたのでした。


まもなく修復に着工するという話を聞いていますが・・・
ご朱印を頂ける聖霊院では、運良く他に誰もおらず、二つのご朱印を頂くことができました。いつもの方で、すでに何度も書いていただいているのですが、訪問者の多い法隆寺ですから、さすがに顔を覚えてもらうことは難しいようです。

法隆寺のあと、法輪寺、法起寺と回ってきました。斑鳩といえばこの三塔です。塔好きですから、法隆寺を訪問するときはほとんどの場合法輪寺と法起寺も訪れます。法輪寺と法起寺の三重塔はそれぞれの良さがあって好きです。

そして、再度法隆寺に戻り、西伽藍へ入ることにしたのでした。入って思うのは、法隆寺の五重塔は何度見ても安定した美しさがあるということ。形の上では、法隆寺の五重塔が一番好きかもしれません。安定感がありながらも重苦しさがなく、何度見ても飽きません。もう少し拝観料が安ければ、とつい思ってしまいます。1500円という拝観料は西伽藍以外に、宝物館と夢殿の拝観料も含まれているので、一カ所につき500円と考えれば普通なのですが、何度も訪れる私はとにかく西伽藍だけに入りたいのです。西伽藍だけの拝観料というものを設定してほしと思うのですが、お寺の方針もあるのでしょう。

法隆寺五重塔

金堂でご本尊にも挨拶をしてきました。相変わらず不思議な雰囲気を持つ仏像たちです。最初は苦手でしたが最近は意外と気に入っているのですから不思議なものです。

久しぶりに宝物殿にも行ってみました。お気に入りの九面観音や、ヒンドゥー教との繋がりを示してくれた六観音像とも対面してきました。もちろん百済観音にも。ガラス越しに見る仏像たちはやはりどこか寂しげというか、見せ物になっているようで何とも言えないのですが、美術品なのか信仰の対象なのかという問は永遠に答えが出ないような気もします。私は信仰の対象として、という考えですが。

初めて元旦を奈良で過ごしましたが、とても良い時を持たせてもらえました。やはり奈良が好き。室生寺と法隆寺は特別、という思いを新たにしました。そして、2016年もまた頑張ろうと思えるのでした。

法起寺三重塔

2016年の元旦② ~室生寺 奈良~

ホテルで朝食を取った後、室生寺へ向かいました。元旦ですから室生口大野からのバスの始発は8時20分なのですが、室生寺の開門時間が9時なので、一時間遅いバスで室生寺へ向かいます。

室生寺の門松

嬉しかったのは、思ったよりずっと静かたったこと。元旦ですからもっと人出が多いことを覚悟していたのですが、静かに回ることができました。奥の院でお会いした顔見知りの僧侶の話だと、やはり元旦はまず神社に向かうそうで、二日、三日辺りになると人が増えてくるのだとか。人がいないことと、顔見知りということで、随分と長話をさせてもらいました。

天気が良いこともあり、五重塔も青空に良く映えていました。石段を上りながら五重塔を見上げるわけですが、きれいだなあ、きれいだなあ、と心の中で何度も言ってしまいました。きれい、以外の言葉が見つからないのが情けなくなるほどです。語彙力が貧困だ、と苦笑してしまいました。

何と表現していいのか・・・

本堂の灌頂堂で、ご本尊の如意輪観音に挨拶をし、金堂では釈迦如来を中心とする多くの仏像にもご挨拶。そして弥勒堂の釈迦如来坐像です。自分の心持ちに寄って表情が変わって見えると思っているのですが、今回どのような表情を見せてくれるのか気になっていました。

勝手な見方ですが、いつもより優しい表情をしているように見えました。この2016年、いろいろあるだろうけれど頑張れそうだな、と思わせてくれる表情でした。一年の始めとしては良いスタートだと思います。

室生寺には三日以降に何度か訪れる予定にしているので、この日は午前中でお暇し、次は法隆寺へ向かいます。


2016年の元旦① ~東大寺 奈良~

今年のお正月は久しぶりに日本で過ごしました。ここ何年もずっとカンボジアで年越ししていたのですが、奈良にはまったこともありお正月を奈良で、と思っていたのです。

31日の大晦日に奈良市内に入りました。本当は除夜の鐘の音も聴きたいと思っていたのですが、カンボジアからの帰国が夜行便で起きていられる自信がありませんでした。また、無理してせっかくの奈良滞在中に体調を崩しても嫌なので、諦めたのでした。

その代わり、朝早くに起きて、バスの始発に乗って東大寺まで行ってきました。東大寺は大晦日から朝の8時まで大仏殿が無料開放され、さらには普段は閉まっている大仏の顔の正面にある扉が開くのです。これも8時までです。写真では見たことがありましたが、ぜひ実際に見てみたいと思っていたのです。

仁王門

この冬は暖冬ということで、早朝にもかかわらずそれほど寒いという感じはしませんでした。バス停から大仏殿までそれなりの人出でしたが、どちらかというと春日大社に向かっている人の方が圧倒的に多かったように見えました。初詣はまずは神社、ということでしょう。

私は神社が苦手なので、神社への初詣はまったく予定に入れていません。まっすぐ大仏殿へ向かいます。そして見えてきたのが、窓から覗く大仏の顔でした。普段は閉まっている中央の紋も開いており、参道をまっすぐ進んで大仏殿へ向かうことができます。

窓から見える大仏の顔はやはり下から見上げるときとずいぶん雰囲気が異なります。当時の一般市民は特別なときに、このように遠くから参拝していたのでしょうか。まだまだ暗いですから、それほど明るくないお堂の中も暗闇の中に浮かんて見えて、なかなか厳かな雰囲気に包まれていました。

大仏殿
大仏殿
せっかくなので大仏殿の入口までは行きましたが中には入りませんでした。このあと、急いでいったんホテルに戻り、朝食をとって、室生寺へ向かうからです。一番好きな室生寺と、私の寺巡りの原点である法隆寺へ、元旦に行きたいとずっと思っていたからです。

東大寺へは、また明日改めて訪れる予定にしています。




2015年11月23日月曜日

室生寺三昧と紅葉 その③ 2日目ライトアップ

2日目は夕方に室生寺へ向かいました。室生口大野のを15時25分発のバスに乗り込み、今日も室生寺へ向かいます。

中途半端な時間でしたが、室生寺の太鼓橋の手前にある橋本屋で遅い昼食兼早い夕食を頂きました。初めて山菜そばを頂いたのですが、そばが柔らかめだったので、私の好みからは残念ながら外れてしまいました。ただ、ここのとろろ汁は個人的にとても気に入っているので、単品で注文してしまいました。体の内側から暖まるので、この時期にはとてもいい感じです。

ライトアップにはまだ早いので金堂へまずは向かってみると、網代僧侶と職員の方がちょうどライトアップの準備をしているところでした。すでに小雨がぱらついているあいにくの天気でしたが、灯籠にはろうそくの火を灯すようです。職員の方も顔を覚えて下さっていて、昨日も来てましたよね、と。これだけ足蹴く通う人も珍しいでしょうから。

ライトアップ前 暗すぎる・・・

16時半には五重塔の階段下にスタンバイしました。雨足はそれほど強くなく、時折止んだりもするのですが、一眼レフを持つ身には少し厳しいものがあります。だからと言って止めるつもりもないのですが。

17時前に突然ライトがパッと点灯しました。あれ、鐘の音が合図ではなかったっけ?と思ったのですが、どうしたのでしょうか。ただ、階段ではまだ職員の方が最後の履き掃除をされていて、ライトが点灯したとき、あれっ?という仕草をしていたので、やはり早すぎたのかもしれません。途中で仕事を止めるわけにはいきませんから、職員の方もガシガシと急いで掃いています。もしかして堀本さんかも、と思ってみていたところ、確かに堀本さんだったのですが、あっという間にいなくなってしまったので、声をかけそびれてしまいました。

再度、昇る龍 手前は湖を表しているのだとか

雨が降っているという条件下でも、がんばってシャッターを押してきました。三脚は重いので持ち歩きません。ですから、石塔や柵などを利用してカメラを固定しながらがんばってシャッターを切ります。出来不出来は現像してからのお楽しみです。

昨日が遅かったこともありますし、雨のためベンチに座って鑑賞することもできず、この日は早めに切り上げることにしました。帰りに仁王門近くの納経所で網代僧侶を見かけたので、今日はこれでお暇します、と伝えると、いい写真は撮れましたか?と聞いてくれました。現像してからのお楽しみですね、と笑うと、今日は人数が少なかったのでは、と聞かれたので、写真は撮りやすかったかもしれないですね、と答えました。明日はどうやら休みを取っているとのことで、お会いできそうにないですが、またの機会があると思うのでそのときを楽しみにしたいと思います。

バスに乗り込み、また奈良の市内に戻ります。これだけ室生寺尽くしにするのだったら、もう少し近いところに宿を取れば良かったかな、と少し思ってしまいました。

早朝の東大寺

2日目は朝食をとってすぐに東大寺へ向かいました。入江泰吉美術館の開館が9時半でしたし、奈良公園の紅葉がどのような状況なのか見てみたい気持ちもありました。

広い敷地を持つお寺はあまり得意ではないのですが、東大寺は大きい割には好きなお寺の一つです。ただし、失礼ながら大仏殿には最近まったく行かなくなってしまいました。とにかく人が多すぎるのです。特にこの時期はただでさえ人出が多くなる時期ですから、表参道などあっという間に人で溢れてしまうでしょう。

そんなこともあり、最近よく利用するのが転害門です。東大寺の西側に位置するこの門は、以前にも書いたようにほとんど人がいません。ゴツゴツした木の節が力強さを見せつける様で、なかなか気に入っています。その転害門から入っていくと、大仏殿の裏手に出るのですが、ほとんど人影がなくひっそりとしています。

今回も転害門から入っていったのですが、犬の散歩をしている人が一人、朝のウォーキングをしている年配の女性が二人だけで、あとは全くといってよいほど人に会いませんでした。金堂跡には大きな礎石がずらりと並んでいますが、この時期は特にどこか寂しい雰囲気があります。紅葉はやはり今ひとつでしたが、寂れた感じの雰囲気が逆に心を落ち着かせてくれているようにも感じました。


大仏殿の裏手を抜けていくと、二月堂が見えてきます。やはりまだ、しんとしています。今回はそれほど寒くはなかったのですが、冬の早朝もまたピンと張りつめた寒さがまた良いものだろうなと思います。

二月堂から法華堂へ移動し、いつもの素晴らしい仏像群を拝観してきました。ここも私の好きな場所の一つです。まだまだ時間が早いせいか、訪れる人もほとんどいません。独り占めの状態でゆっくり拝観させてもらいました。

二月堂からの眺め

また、近くにある小さな四月堂にも寄りました。ご本尊は十一面観音立像なのですが、他に普賢菩薩像があります。普賢菩薩は一般的に白い象に乗っているのですが、この象が良いのです。ここの白象も目がたれ目でにへらぁ、と笑っているように見えるのですが、目が顔の前方にあるので、少し攻撃的にも見えます。草食動物の目は一般的に顔の左右についているのですが、この白象は肉食動物のように顔の前方についているのです。可愛いな、と思いながらも少し攻撃的な象でした。

このあと、入江泰吉美術館へ向かったのですが、すでに大仏殿の表参道は多くの人たちが大仏殿を目指して歩いていました。もちろん、鹿たちに鹿せんべいをあげることを忘れてはいません。たまには大仏殿に行くべきかなぁ、と思うこともあるのですが、やはりあの人の多さを見ると心が萎えてしまいます。

2015年11月22日日曜日

室生寺三昧と紅葉 その② 初日ライトアップ

明日香の稲淵で棚田を見てきた後、バスと電車を乗り継いで室生口大野まで戻ってきました。やはり連休の中日ということで、バスにも普段よりずっと多くの人たちが乗っています。

今回は17時20分発のバスに乗ったので、すでに周りは暗くなっています。室生寺まで続く一本道は電灯がほとんどないため、バスのヘッドライトだけが頼りです。普段、光が異常なほどあふれている都会から来ると、この暗闇がさらに濃く見えるのですから不思議なものです。

太鼓橋

室生寺のライトアップはすでに始まっていて、照明以外にも小さな灯籠がたくさん灯されていてとても幻想的な雰囲気に包まれていました。

仁王門前

鎧坂を上って金堂前に来ると、網代僧侶が地元の警備担当の方とお話をされていました。挨拶をすると、「あっ」という顔をして、先ほどはすみませんでした、と謝られてしまいました。先ほどの奥の院でのことなのでしょうが、あれだけの人がいるのですから会話などしていたら逆に失礼になってしまいます。全然問題ないです、と話していたら、警備の方が、案内してきていいですよ、と網代僧侶に言ってくれているではありませんか。すると網代僧侶も、あ、そうですか、と、なんと講堂まで案内してくれることに。なんという贅沢。

講堂や五重塔を見上げることのできる場所で、随分長いこと話や説明をして頂きました。今年、五重塔の前の階段に龍が浮かび上がるという素敵なライトアップがされているのですが、その費用がなんと100万円! えっ、そんなにするの、という驚きと、そんなこと教えてくれてしまっていいの、という焦りが。さらには、これ以上照明が増やされると電力が追いつかずブレーカーが落ちる恐れがあると、電力会社から厳しく注意されているのだとか。だから、ライトアップ中はエアコンも付けられないです、と苦笑していました。そして、このライトアップは基本的に赤字なのだとか。それも言ってしまっていいの?という感じですが、網代僧侶はいたってあっけらかんとしていて気にしない様子。ライトアップ中に最低100人以上来てもらわないとトントンにならないかも、と言っていましたが、少ないときは20人ほどしか来ない日もあるそうです。私からすれば、そんな日に訪れたい、と思うのですが、お寺さんからすれば厳しいものがあるのでしょう。

龍が昇っていきます

鐘の音を合図にライトが点灯されるんです、という言葉で、その鐘を見たことがなかったことに気付きました。そういえばまだ見たことがないです、と伝えると、わざわざその場所まで案内してくれました。金堂から脇道にそれた先にあったのですが、今までまったく気付きませんでした。まあ、立ち入り禁止の看板が立っているのでずっと気づかないままだった可能性もありますが。あれ、ライトが当たっていないですね、と近くまで行って、くるりとライトの向きを変えてしまっていました。勝手に動かしていいんですか?と聞くと、大丈夫でしょう、と笑います。

また、本堂まで戻ってきて、いろいろと話を聞かせてもらいました。多分、一時間以上は付き合って頂いたのではないでしょうか。予定していた6時50分発のバスの時間はあっという間に過ぎてしまいました。お坊さんについてのことなど、普段はなかなか聞く機会のないことまでたくさん話をしてくれるので、とても勉強になります。

本堂にて

それにしても、さすがにこの日は次から次へと人が来るので、なかなか写真を撮るチャンスに恵まれません。網代僧侶との会話を終えた後も、しばらく本堂辺りを陣取っていました。さすがに誰も写らないというのは不可能でしたが、それでと待っていると人の数がふっと減るときがあります。時間に制約がない者の強みかもしれません。

少し早かったのですが、戻ることにしました。山門前に行ってみると、またまた網代僧侶がいます。そしてまたまたいろいろな話に花が咲いてしまいました。ただ、19時50分発のバスを逃すと帰りの手段がなくなってしまうので、それだけは気をつけないといけません。そのことを伝えると、もし乗り遅れたら駅までは送れますよ、とまで言ってくれます。時々、村のおばちゃんたちがそんなことをしてあげているのだそうです。優しい。ただ、そこまで図々しくはなれないので、また明日も来ます、と挨拶をしてお暇しました。

新幹線の始発に乗って室生寺へ向かい、室生寺発のバスの終電で帰る。我ながら、よくやるよ、と苦笑しますが、室生寺はそれだけの価値は十二分にあります。明日もまた楽しみです。


ぶれぶれです・・・
金堂を見下ろす場所で
鎧坂

室生寺三昧と紅葉 その① 初日

連休を利用して、久しぶりに泊まりがけの奈良へ行ってきました。もちろん、紅葉がメインにはなるのですが、今回は毎日室生寺へ行こう、と決めていました。

初日、直接室生寺へ向かいます。室生寺のFacebookや他の紅葉情報から、紅葉は見頃だと聞いてはいました。連休の中日ですし人も多いのだろうな、と覚悟もしていました。京都経由で近鉄に乗り換えて一路室生口大野を目指します。10時頃に到着したのですが、やはり随分な人出でした。

紅葉はというと、残念ながらダメでした。やはり冷え込みの弱さなのでしょう。モミジはなんとなくくしゃっとしていて色もどす黒い赤です。枯れてしまっている葉もたくさん落ちていて、変に温かい気温が続いた中で生殺しにでもあったような痛々しさでした。少しはそれなりにきれいに真っ赤に色づいている木もありましたが、残念ながら少数派です。滋賀もだめ、室生寺もダメ、あとで行くことになる全ての場所が残念な感じでしたから、今年は紅葉の外れ年なのかもしれません。天候に大きく左右されるものですから仕方がありませんし、文句をいうつもりもありません。だって室生寺はあまりにも魅力がありすぎるお寺なのですから。

なんとか赤いモミジと金堂と
紅葉しているのかしていないのか・・・
五重塔の素晴らしさは言わずもがな

まずは奥の院へ向かいました。相変わらずゼーゼーですが、避けられない修行みたいなものでしょうか。たくさんの人がゆっくりゆっくり上っていきます。この日は御影堂の特別開帳も行われているようで、そのためにさらに奥の院へ向かう人が多くなっているようです。

奥の院の納経所には顔見知りの網代僧侶がいました。覚えていてくれて、「やはり、ライトアップは難しいですか?」と聞かれたので、「今日の夜、また来ます。」と伝えると、嬉しそうな顔をしてくれるのが、逆に嬉しいものです。ただ、御朱印書きに忙しそうだったので、会話はそれくらいにしておきました。ちょっと残念でしたが仕方がありません。

奥の院からの眺め
室生の里もすてきです
奥の院のいつもの場所で、少しゆっくりしてから本堂と金堂へ向かいました。この期間は普段は入ることができない金堂の下陣に特別に入ることができます。そのような特別な期間には拝観者にすてきなクリアファイルが、記念品として渡されるのですが、その図柄が変わっていました! 前までは十二神将だったのですが、今回から金堂の素敵な写真に変わっていたのです。嬉しいサプライズです。十二神将ももちろん好きなのですが、すでに3枚頂いていたので、次も同じだったら辞退しようかな、と思っていた矢先だったのです。これは本当にとても嬉しい。

ただ、金堂の中は人でごった返していました。それほど大きくないスペースですから20人も入ればいっぱいになってしまいます。本当は座ってゆっくりしたかったのですが、そんな余裕はまったくありませんでした。明後日の平日にも訪れる予定にしていたので、その日に期待です。

この後は一旦室生寺をあとにして、明日香の稲渕へ向かいます。そして、夜にまたライトアップを見に室生寺に戻ってきます。


本堂

2015年11月2日月曜日

コスモスと ~法起寺~

法起寺がコスモスで有名なことは知っていました。毎年秋には法起寺周辺にコスモス畑が広がり、それを目当てに訪れる人も多いことも聞いてはいました。でも、個人的にコスモスはそれほど好きな花ではなかったですし、わざわざそのために法起寺を訪れるのもなあ、と思っていました。

今回、法隆寺を訪れることにしていたので、斑鳩の三塔である法隆寺、法輪寺、法起寺はもともと訪れるつもりでしたか、コスモスの時期は10月ですからさすがにもう遅いだろうと考えていたのです。ところが、法輪寺近くでコスモスがまだきれいに咲いているのを見かけて、これはもしかしてまだいけるかも、と少し期待していました。

そして法起寺です。法起寺の周りには一面にコスモス畑が広がっています。そして、コスモスが一面に咲き乱れていました。薄いピンク、濃いピンク、白、縁取りがピンクのものなど、たくさんのコスモスが咲いているのです。そしてこのコスモス畑の奥に法起寺の三重塔が見えます。

法起寺とコスモス
あぁ、この風景は好きだなぁ、とぼんやり眺めていました。そよ風に揺れるコスモス、刈り入れが終わった田んぼ、そして法起寺の三重塔。秋です。この景色は想像以上でした。柔らな日差しの中で、柔らかにそよぐコスモス。三重塔とコスモスの共演がここまですてきなものだとは。写真で何度か見ている風景にもかかわらず、やはり本物は違うとまたもや思ってしまいました。これは来年も来て、夕方の風景も見たいものです。

いい感じ




ただ、相変わらず写真の構図がうまくできません。切り取り方がなかなかうまくいかないのです。特にコスモスは太陽の方向に顔を向けているので、構図的にいいな、と思ってもコスモスがそっぽを向いていたりしてシャッターを押す手が止まってしまいます。なかなか難しいものです。

バスの時間の関係で、法起寺境内での時間は10分ほどしか取れませんでしたが、それでも久しぶりの法起寺も良かったです。

この後は電車を乗り継いで三重県の島ヶ原へ向かいます。

枝豆が干されていました
秋です









2015年11月1日日曜日

特別展示 ~法輪寺~

法隆寺の西伽藍を出てご朱印を頂いたあと、法輪寺へ向かいます。のどかな風景を見ながら歩くこと15分ほど。道の先に三重塔が見えてきます。この辺りは柿がたくさん植えられているのですが、他にもイチヂクの木もよく見かけます。休みの日には柿やイチヂクを売っている売店も見かけます。食べてみたい気もするのですが、複数で売っていることもあり、いつも買わずじまいです。

法輪寺も久しぶりです。法隆寺から見知った道を歩くこと15分ほど。道の先に法輪寺の三重塔が見えてきます。そして、ここにもコスモス畑がありました。後に書く法起寺がコスモスで有名なのですが、こちらの法輪寺の近くにも小さいながらもコスモス畑があって、まだいい感じに咲いていました。

でも、法輪寺の目的はコスモスではありません。三重塔が再建されてから今年が40年目ということで、特別展示をやっていることを知り、塔好きとしてはこれは絶対に外せない展示なのです。特別展示ということで拝観料が600円といつもよりも100円高かったのですが、法隆寺と比べて訪れている人はほとんどいませんでした。

普段は中に入れない庫裏の中で展示がされていました。まず中に入ると、再建当時に使用されていた大鋸や槍カンナ、そして大きな釘が展示されていました。

さらに中へ進むと、三重塔の内部に安置されていたという仏像と四天王がいるではありませんか。驚きました。初めて目にする仏像たちです。法輪寺の三重塔が雷で焼失してしまったことは知っていましたが、その中に仏像たちが安置されていたこと、そしてそれらが無事だったことは知りませんでした。

そして再建が始まります。西岡棟梁と弟子の小川氏。本を読んだり話を聞いたりしたことはありましたが、写真でその当時の様子を見るのは初めてです。西岡氏が書いたと思われる図面や再建中の写真など、とても興味深いものがたくさんありました。図面や写真の数はとても少ないのですが、それでも当時の様子がわかるものが多くて、私にとってはとても貴重なものばかりでした。

仏像たちにも会いに行きました。今回、初めて楊柳菩薩を見ることができました。今までは修復中だったようで写真のみしか見たことなかったのですが、無事に終わったのか他の仏像と一緒に並んで立っていました。アルカイックスマイルとまでは言わないのかもしれませんが、どちらかというと止利仏師に近い気がします。まあ、仏像の知識はまだまだ少ないので、何とも言えないのですが。

やはり法輪寺もいいです。次は法起寺です。


特別開帳 ~法隆寺~

毎年11月1日~3日にだけ開帳する上御堂。法隆寺の講堂の裏手にあるのですが、普段は扉が閉まっていて裏手に出ることができません。この特別な3日間のみ扉が開かれて、上御堂へ行くことができるのです。昨年初めてそのことを知り訪れてきました。また、今年を逃すと、曜日的に訪れることが難しくなりそうだったので、今回もまた弾丸日帰りで行ってきました。

始発の新幹線に乗り、法隆寺に到着したのは9時半位だったでしょうか。日曜日でもあり、特別開帳中ということもあり、やはりすでに多くの人たちが境内にはいましたが、それでも京都の混み具合とは比べものになりません。

大好きな法隆寺なのですが、数ヶ月前から拝観料が1000円から1500円に値上がったこともあり、頻繁に行ける場所ではなくなってしまっていました。西伽藍と大宝蔵院と夢殿がセットになっている価格なので、その三か所を見て回るという意味ではそれほど高い訳ではないのかもしれませんが、さすがにそこまで頻繁に大宝蔵院や夢殿へ行きたい訳ではありません。特に夢殿はほとんどの期間、秘仏の救世観音を拝観することができないので余計にそう思ってしまうのです。五重塔が見たい、金堂内の仏像を見たいだけの時に、1500円というのはやはり少し高過ぎます。そんなこともあり、法隆寺の西伽藍へ入るのは久しぶりのことでした。

西伽藍に入って思うのは、やはり法隆寺の五重塔は好きだなあ、ということ。たくさんの五重塔や三重塔を見てきていますが、やはり法隆寺の五重塔が一番好きです。逓減率が他の塔より大きいことになるのかと思うのですが、それが安定感を生み出している気がするのです。

講堂へ向かいます。中に入ると、中央に薬師如来、左右に日光と月光菩薩、そして四隅に四天王が立っています。そしてその奥にある扉が開いているのです。その扉を出ると、講堂の裏手に出られ、階段を上がったところに上御堂があります。


上御堂

上御堂のご本尊は釈迦如来。左右には普賢菩薩と文殊菩薩が立ち、四隅にはやはり四天王が立っています。四隅の四天王は顔に施された色彩がまだよく残っていて、昔は鮮やかだったのだろうな、ということがわかります。ここで、上御堂のご朱印を頂きました。年に一度しかチャンスがないご朱印ですから貴重です。特に今後はなかなか来られそうにので、余計に貴重です。


上御堂から講堂方面を見る

上御堂のあと西伽藍へ戻り、講堂内の仏像たちを拝観してきました。アルカイックスマイルといわれる独特の表情を持つ仏像たちです。もう何度も拝観したことのある仏像たちですが、やはり良いです。不思議で独特の表情を持っていて、異国感たっぷりの仏像たちでもあります。
枝垂桜と五重塔 秋です

この後のスケジュールのこともあり、今回は1500円も払ったのに、大宝蔵院と夢殿には行きませんでした。この後は、法輪寺、法起寺と巡ってきます。



2015年9月25日金曜日

灌頂堂特別開帳 ~室生寺~

室生寺は特別です。自分でも不思議になってしまうほど好きになってしまっています。室生寺に行く機会に恵まれていないとき、なぜかそわそわしてしまい、次に行けるのはいつだろうか、と手帳を見ながら考えてしまう自分がいるのです。年間パスポートが欲しいくらいです。

さて、今回は灌頂堂の特別拝観ということで、ずいぶん前から訪問しようと計画していました。毎年、金堂の特別拝観は行われているのですが、灌頂堂の特別拝観は私にとっては初めてです。午前中に稲渕の棚田を満喫した後、近鉄線に揺られて室生口大野までやってきました。やはりシルバーウィークということもあるのか、室生寺へ向かうバスも満席状態でした。いつもはひっそりとしている室生寺も、シルバーウィーク、灌頂堂特別拝観ということで、拝観者の数もずいぶん多いようでした。

まずは近くの橋本屋で遅めの昼食を頂きました。今回はシメジ丼です。親子丼の鶏肉の代わりにシメジが使われている丼ぶりで、味は少し甘めです。そして、この丼ぶりにつくとろろ汁が最近のお気に入りです。アツアツのとろろ汁で、とろろ芋はもっちりとした食感に変わっていて、とっても美味しいのです。冬場に食べるとさらに体が温まりそうです。少し遅めの時間だったのですが、次から次へとお客さんが入ってきます。やはりこの時期の観光客は多いようです。

そして室生寺です。帰りのバスの時間を気にしなくて済むようにと、今回は仁王門前の納経所でご朱印を先に頂くことにしました。今回、この納経所にいらっしゃったのが網代僧侶でした。何回かお目にかかっているので、向こうも覚えてくれています。金堂か奥の院でお目にかかることが多かったので、納経所でお会いするのは初めてかもしれません。せっかくなので、「悉地院」と書いて頂きました。別の方にも書いて頂いた「悉地院」ですが、網代僧侶のものは初めてです。私ごときが言うのも何ですが、ずいぶんと柔らかいタッチになったなぁ、と思いました。そのことを伝えると、「最近、写経を前より真剣にやるようになったからですかねぇ」と笑っていました。とてもフランクに話をしてくれる方なので、ついつい長居をしてしまいそうになりますが、次の方もいらっしゃったのでお礼を言って納経所を後にしました。

百日紅が咲いていました

まずは灌頂堂へ向かいます。室生寺の本堂にあたる場所になるのでしょうか。特別拝観中ということで、いつもとはずいぶん雰囲気が違っていました。今回初めて、ご本尊の如意輪観音像の間近まで行くことができ、ゆっくりと拝観することができました。いつもは外陣から少し遠目でしか拝観することができなかったのですが、今回は初めて内陣まで入ることができたのです。また、灌頂という儀式で使われる曼荼羅も間近で見ることができました。仏教の儀式にはまったく疎い私ですが、説明文を読みながらなんとか理解しようとがんばりました。それでもまだ???のことは多いですが・・・。

灌頂堂では初めて御詠歌なるものをご朱印帳に書いて頂きました。これがまた素敵なのです。短歌ですが、それぞれのお寺の御詠歌があるようなので、御詠歌を集めるご朱印帳を用意してもいいかも、とまで思ってしまいました。最近、万葉集の短歌を読んで、しみじみといいなぁ、すてきだなぁ、と思っている私ですから、御詠歌に魅せられてしまうのも必然のことなのかもしれません。

さて、いよいよ奥の院です。今回、まったくの偶然だったのですが、毎月21日に行われる奥の院の特別開帳ともぶつかっていました。これはとってもラッキーです。毎月21日に特別開帳が行われていることすら恥ずかしながら把握していませんでしたから、今回は本当にただただラッキーだったのです。20日に訪問しようかとも思っていましたから、21日にして本当に良かったです。ただ、午前11時頃に行われる法要には間に合わず、これはまた次回の機会を待つしかありませんでした。

いつも息を切らしながら上る階段ですが、今回もゆっくりゆっくり上ります。別に急ぐ旅でもありません。あまり息が上がらない程度にゆっくり上りました。人も多いのですが、あまり気にすることなく登ります。そして、上りきった後は、まずは常燈堂とよばれるお堂の脇にあるベンチに腰かけて息を整えます。そして、奥の院の納経所で奥の院のご朱印を頂く、というのが最近の流れになっています。

奥の院

今回、奥の院の納経所にいらっしゃったのは、堀本さんと山岡僧侶でした。堀本さんは何度かお目にかかっていて、お話もさせていただいているので顔見知りと言わせていただいてもいいかもしれません。今回、山岡僧侶とは初めてでしたが、この山岡僧侶が室生寺のfacebookやHPを担当しているとのことで、そのことでも話が盛り上がってしまいました。とても手作り感のあるfacebookというか、専門の方がいらっしゃるわけではないので、更新もそれほど頻繁ではありません。そんなこともあり、お二人に「申し訳ありません・・・」と笑いながら頭を下げられてしまいました。山岡僧侶もとても気さくな感じの方で、堀本さんと一緒にいろいろと話をさせていただきました。今回は参拝客が多くてゆっくり話をすることが叶いませんでしたが、年末年始の情報などを聞けたり、紅葉シーズンの話などを聞けたので良かったです。

奥の院での特別開帳も忘れてはなりません。今回初めて奥の院の御影堂で空海の像を拝観することができました。短時間ではありましたが、堀本さんがわざわざ出てきてくれて、この像は空海が42歳のときの像だと言われていること、高野山まで行くことのできない人たちが訪れる場所でもあること、厄除け大師とも言われていることなどを説明してくれました。ご朱印を頂く方が列を作り始めて、またすぐに納経所に戻られてしまいましたが、わざわざ説明をしていただいて嬉しい限りです。

30分ほど奥の院でゆっくりした後、山岡僧侶、堀本さんに挨拶をして、本堂へ下ることにしました。そして金堂へ向かいます。ここもやはりシルバーウィークということもあるのか、ずいぶんと拝観者がいました。静かなときは独り占め状態になるときもあるのですが、さすがに今回はなかなかゆっくりと拝観することは難しかったです。

五重塔近くにある石仏 十一面観音でしょうか
最後に金堂のすぐ脇にある弥勒堂へ向かいます。ここには釈迦如来座像がいらっしゃるわけで、やはりここも外すことはできません。係の方がいる小さな部屋をちらりと見てみると、チケットファイルが販売されていることに初めて気付きました。この弥勒堂に座す弥勒菩薩と釈迦如来坐像の写真が載っているファイルです。値段も200円ということで、ついつい買ってしまいました。すでに自宅には様々なお寺や仏像のA4クリアファイル、A5クリアファイル、チケットファイルなどがあるのですが、好きな図柄や写真が載っているとついつい買ってしまうのです。

そのとき、係りの方に「室生寺は何回くらい来ているのですか?」と聞かれたので、「5,6回でしょうか。」と答えると、「前回、とてもゆっくり拝観されていましたよね。なんとなく覚えています。」とおっしゃって頂きました。確かに8月に訪れたときは3時間ほど室生寺にいました。今回も3時間近く室生寺でゆっくりしていました。「室生寺のどこが好きなのですか?」と聞かれたので、「すべてが好きなのですが、その中でも佇まいが好きです。」と答えると、「よくわかります。」とにっこり。話を聞くと、この年配の係の男性は、定年退職したらお寺で働きたいと考えていて、たまたまここ室生寺での職を紹介してもらったのだとか。そして、秋田からわざわざ来られたのだと言います。それも奥様を残して、と笑っていました。お名前は聞きそびれてしまいましたが、またどこかでお会いすることがあるでしょう。

帰りに仁王門近くの納経所を覗いてみると、網代僧侶がおり、特にご朱印を書いているようでもなかったので、帰りの挨拶と思い声をかけました。11月の紅葉の時期にまた来ます、と伝えると、その時期に行われるスペシャル・イベントについていろいろと教えてくれました。ただ、日程的に参加するのは難しいので、残念ながらどのイベントにも参加はできなさそうでした。「今回はうまし夏めぐりもあったんですよ。」とも言われました。もちろん知ってはいたのですが、夏の企画は「僧侶とランチ」というもので、私にとっては少々苦手なシチュエーションです。緊張して何を食べたのかもわからなくなりそうだからです。そう伝えると、「たわいもない話で盛り上がってましたよ。」と言います。まあ、そうなのでしょうけれど、私には見学をしながら説明をしていただいた方が楽なのです。ですので、もしかしたらまた「うまし冬めぐり」には参加するかもしれません。そんな話をしていると、ご朱印を頂きに来た方が見えたので、網代僧侶に挨拶をして室生寺を後にしました。

そして最後はヨモギ入り回転焼きです。一個90円という安さと、もっちりとした美味しい回転焼きで、最近は室生寺に行くたびに買って食べています。が、写真を撮ったのは今回が初めてです。ついついすぐに食べてしまうので、写真を撮るのを忘れてしまっていたからです。

次は11月の紅葉の季節です。




ヨモギ入り回転焼き 美味!

2015年8月14日金曜日

猛暑の奈良にて① ~東大寺~

湖北と奈良の旅の最終日は奈良公園の周辺でぶらぶらしました。

まずは東大寺です。それも開門の7時半に到着するように、ホテルを7時過ぎには出発しました。なぜか。もちろんそれは人があまりいない時間帯に東大寺を訪れたかったからです。東大寺の参道といえばいつも観光客で賑わっています。海外からの観光客もたくさんいますし、国内の旅行者もこの時期は多いはずです。ですから、とにかく早く行こうと考えたのです。さすがに7時半に東大寺へ行く人は多くないはずです。

予想は当たりました。誰もいないわけではありませんが、参道を歩いている人はほんの数人です。店ももちろんまだ開いていません。日中の喧騒が嘘のような静けさです。残念ながら気温はすでに暑くなっていましたが、それでも日中に比べればまだましです。それより何より、東大寺の参道もこれだけ静かに歩くことができるのだと、一人感動していました。

参道脇には木陰にたくさんの鹿が寝そべっています。観光客がいないということは、鹿せんべいをくれる人もいませんから、まだまだ休憩中ということなのでしょう。いつもは鹿にほとんど興味を示さないのですが、今回初めて鹿と仁王門の写真を撮ってみました。静けさが伝わってくるような写真になった気がします。

鹿と仁王門

今回も大仏殿には行きませんでした。立派な大仏だと思いますが、何回も参拝したいと思うほどでもありません。また少し時間が経った頃に訪れようと思っています。

百日紅と大仏殿

私の目的地は法華堂です。ここの不空羂索観音がお気に入りなのです。初めて見たときから「いい!」と思ってしまってから、東大寺に来るときはまず間違いなく法華堂に寄ります。今回は朝早い時間にもかかわらず、すでに2人の参拝者がいました。朝早いとはいえ気温はすでに高く、お堂の中も涼しいとは言えません。それでもじっとしていると、一台だけ動いている扇風機の風が時折ふわっと吹いてきて、少しホッとさせてくれます。そのような中、不空羂索観音をしばし見つめていました。

大きな観音様です。不空羂索観音という観音様がいるとは法華堂を訪れるまで知りませんでした。不空羂索観音の周りを固める四天王、仁王、梵天、帝釈天すべてが大きく威圧感があります。不空羂索観音意外は全て塑像で、私の好みとはあまり言えないのですが、この不空羂索観音に会いに来るだけでも十分価値があります。

30分ほどゆっくりさせてもらいました。そして、二月堂に寄り、二月堂の裏参道を歩きます。二月堂の裏参道はなかなか雰囲気が良くて、法華堂を訪れたあとはだいたいいつも裏参道を通って帰っています。この時期はそれほど大きくはないのですが、何本かの百日紅がきれいに咲いていました。ピンクだけではなく、白やワインレッドの百日紅もありました。夏真っ盛りの時期の好きな花です。

この後は、もう一度国立博物館の白凰展を見に行きます。


裏参道から